前駆体相構成がBi2223線材のJc特性に及ぼす影響
Effect of phase assemblage of precursor on the Jc properties of Bi2223 tapes

鳥居 直行 , 塩入 稔章 , 稲田 亮史 , 中村 雄一 , 太田 昭男 (豊橋技科大)
n-torii*super.eee.tut.ac.jp


Abstract: 銅合金シースBi2223テープにおいて、フィラメント中のCu量が過剰になることで、14:24相(Sr:Ca:Cu=7:7:24)が多量に生成してしまい、通電特性が大きく低下する。この14:24相は、焼結の初期段階で生成していることがわかっている。そこでCu過剰の状態における、14:24相の初期段階での生成反応を抑制するため、異なる初期相構成を持つ前駆体粉を作製し、その影響について調査を行った。