QMGバルク超電導体を用いた抵抗型限流素子の有限要素解析
Finite Element Analysis of a Resistive Type Fault Current Limiting Element with QMG Bulk Superconductor
A九大,B九電,C新日鐵
Kyushu University
高橋 泰典A,柁川 一弘A,円福 敬二A,船木 和夫A,林 秀美B,森田 充C,平野 芳生C
takahasi*sc.kyushu-u.ac.jp

Abstract : 単結晶状の123相中に211相が微細分散した超電導バルク材料(QMG)は、優れた臨界電流密度特性と高い比抵抗を有することから、抵抗型限流器への応用が期待できる。この抵抗型限流器の実現を目指して、限流動作時における素子内部の温度分布や応力分布を数値解析することにより、実験では評価しにくい有益な情報を取得して今後の研究開発に生かすことが重要である。我々は、耐電圧特性を向上するために金属バイパスをQMGに半田接続し補強した構造の限流素子を提案している。今回、ミアンダ形状の限流素子の数値解析の前段階として、短尺試料における電流分布、温度分布、応力分布を市販の有限要素法解析ソフト「ANSYS」を用いて三次元解析し、実験結果との比較検討を行う。
Keyword(s) : 抵抗型限流器,金属バイパス補強,QMGバルク超電導体,有限要素法,数値解析,