ITER超伝導コイル用計測制御システム
Control and Instrumentation for ITER Magnet System
ITER
ITER Naka JWS
吉田 清,高橋良和
yoshida*naka.jaeri.go.jp
Abstract :
ITER超伝導コイルシステムは、18個のTFコイル、6個のPFコイル、6個のCSモジュール、18個の補正コイルから構成される。これらのコイルを安全に最適に運転するには、コイルを広範囲に計測し、制御する装置が必要である。各コイルの電流は、プラズマの運転状況により、中央制御から直接制御される。しかし、超伝導コイルのクエンチを検出して、コイル保護を連動させる装置が独立して必要である。また、各コイルの電気絶縁を監視して、運転に警告を行なう必要がある。また冷媒は、冷凍機システムから供給されるが、各コイルや電流リードの流量はコイルの運転状態により最適に制御しなければならない。さらに、コイルの温度状況を把握し、運転シナリオに助言を行なうシミュレーションが必要とされる。一方、コイルやフィーダーで使用される計測センサーおよび電気絶縁継手、各種共通部品は、ITERが統一仕様で一括準備することになっている。それらの、各種部品の仕様についても紹介する。
Keyword(s) :
Fusion,Magnet,Control,Instrumentation,,