J-PARCニュートリノビームライン用超伝導電磁石システム(7)ープロトタイプ機及び実証機の4.2K励磁試験結果ー
Superconducting magnet system for the J-PARC neutrino experiment(7) -Test results of prototypes of superconducting combined function magnets at 4.2 K-
高エ研A,総研大B,東芝C
High Energy Accelerator Research Organization
佐々木憲一A, 中本建志A,木村誠宏A,安島泰雄A,荻津透A,東憲男A,飯田真久A,大畠洋克A,岡村崇弘A,尾花哲浩B,菅原繁勝A,田中賢一A,寺島昭男 A,都丸隆行A,槙田康博A,山本明 A,折笠朝文C
ken-ichi.sasaki*kek.jp

Abstract : 高エネルギー加速器研究機構(KEK)と東大宇宙線研が共同で行ってきた長基線ニュートリノ振動実験の成功を受け、東海村に建設中の大強度陽子加速器J-PARCの50GeV-750kW陽子ビームを利用した次期ニュートリノ振動実験計画が進行中である。日本原子力研究所(JAERI)とKEKが共同建設しているJ-PARCにおいて、加速された陽子ビームをターゲットへ導くビームラインには2.6Tの2極磁場と19T/mの4極磁場を同時に発生するコンバインドファンクション型超伝導電磁石が採用された。この超伝導電磁石が28台ビームラインに並べられ、超臨界ヘリウムにより5K以下に冷却される。これまでKEKでは、設計した電磁石の性能を確認するためのプロトタイプを開発し、4.2K液体ヘリウム中での初めての励磁試験を2005年3月に行った。今後プロトタイプの昇温・再冷却試験を行った後、技術移転を目的としてメーカーにより開発された実証機の冷却励磁試験を行う予定である。本発表では、上記試験結果について報告する。
Keyword(s) : 加速器,J-PARC,ニュートリノ,,,