低熱伝導率試料の熱伝導率測定法の改良について
Improvements of Thermal Conductivity Measurement for Low-thermal-conductive Materials
岩手大工学部
Iwate University
鈴木 雄,藤代博之,池部 学
fujishiro*iwate-u.ac.jp
Abstract :
定常熱流法は室温以下での熱伝導率を測定する一般的な方法であるが、200K以上では熱輻射損失のために、真の熱伝導率より大きく測定される。特に、低熱伝導率試料の測定の場合はその影響は顕著である。本研究では、低熱伝導率試料としてGFRPを用いて、試料に与える熱量や試料形状等を変化させ、輻射損失の影響を正確に見積った。また、低熱伝導率試料の熱伝導率をより正確に求めるための方法について提案し、考察する。
Keyword(s) :
熱伝導率測定,輻射損失の低減,接触熱抵抗,GFRP,測定法の改良,