極低温水素循環システムにおける水素放出時の放出配管内の温度変動解析
Temperature change analysis in the vent line of the cryogenic hydrogen system when cryogenic hydrogen discharges.
原研
Japan Atomic Energy Research Institute
達本 衡輝、加藤 崇、麻生 智一、大都 起一、牛島 勇、長谷川 勝一
tatumoto*cens.tokai.jaeri.go.jp

Abstract : 大強度陽子加速器計画において、物質・生命科学実験施設では、1MW級の陽子ビームによる核破砕反応によって発生した熱速い中性子を超臨界圧水素によって減速(冷却)するための極低温水素循環システムの設計・製作を行っている。安全の観点から本システムでは、システム停止時には、システム内の低温水素を大気中に放出するようになっている。放出時には、水素濃度が爆発限界の4%以下になるように放出ラインに窒素ガスをパージしている。放出の際、合流点の窒素が凝固点以下にならないよう最大水素放出時における放出配管内の時間よる温度分布を解析し、十分な熱容量を持った放出配管サイズを評価した。
Keyword(s) : 超臨界圧水素,核破砕中性子源,安全性,,,