LHD用CIC導体における素線の撚り乱れ状況について
Strand Displacement in a CIC Conductor of LHD
A東北大学,B山口大学,CNIFS
Tohoku University
津田理A,谷貝剛A,濱島高太郎A,中村智史B,原田直幸B,高畑一也C,三戸利行C
tsuda*ecei.tohoku.ac.jp

Abstract : 大型CIC導体における長時定数結合損失とCIC導体を構成する各サブケーブルの撚りピッチ長との関係を調べるために、これまでに、模擬導体を作製し、素線間接触長や素線の撚り乱れ長の撚りピッチ長依存性について検討してきた。しかし、この模擬導体作製時の張力は、LHD用CIC導体作製時の3〜4倍程度であり、CIC導体内の素線の撚り乱れ状況は、導体作製時の張力に依存することが考えられる。そこで、本研究では、LHD用CIC導体を解体し、各サブケーブルの撚りピッチ長や撚り乱れ状況を調査し、その結果を導体作製時の張力が異なる模擬導体の調査結果と比較したので報告する。
Keyword(s) : CIC導体,長時定数結合損失,撚り乱れ,撚りピッチ,LHD,