超電導ケーブルの短絡試験
Short-Circuit Test of HTS Power Cable
A電中研,B古河電工,CSuper-GM
CRIEPI
門 裕之A,市川 路晴A,鳥居 慎治A,向山 晋一B,一瀬 中C,木村 昭夫C
kado*criepi.denken.or.jp

Abstract : 高温超電導ケーブルの過負荷運転時および事故時等の大電流に対する挙動は明らかになっておらず、超電導ケーブルの設計を困難にさせる一因となっている。現在長期課通電試験を実施している500m超電導ケーブル実証試験供試ケーブルでは、短絡電流対策として超電導導体層に250mm2の保護導体を付加した構造としており、77kV系統の短絡容量耐量として31.5kA、0.5秒に耐える設計となっている。今回、長さ10mのケーブルを供試し、電中研大電力試験所の短絡試験設備を用い、短絡電流通電試験を実施し、保護導体の効果を確認した。また、不平衡故障電流が流れた際の健全相の超電導導体層及び超電導シールド層の電流挙動を確認した。
Keyword(s) : 超電導ケーブル,短絡試験,三相試験,保護導体,,