ラムダ点近傍の超流動ヘリウムの熱移送特性
- 熱伝導関数の一般化 -

Heat transport characteristics of He II up to near the lambda point
- Normalization of thermal conductivity function -


佐藤明男,前田実,段塚知志,湯山道也(NIMS);上岡泰晴(大陽日酸)
maeda*akahoshi.nims.go.jp

Abstract:  乱流状態にある超流動ヘリウムの熱移送特性は熱伝導関数によって評価される。我々は、熱伝導関数を 0.65 < t < 0.99 の範囲で求めた。ここで、Gorter-Mellink 乗数を 3.4 とした。t はラムダ温度で規格化した換算温度である。この温度範囲で実験を行ったのは、0.1, 1.0, 1.5 MPa の各圧力下である。測定した範囲内で熱伝導関数が圧力に対し一般化できることを確認した。