磁気勾配浮上機構における円筒状鉄ロータの回転挙動
The rotational behavior of a cylindrical iron rotor under the magnetic gradient levitation
鈴木 栄司
,久保田通彰(JR東海);上妻雄一(鉄道総研);山内雄介,中島洋(JR東海)
e.suzuki*jr-central.co.jp
Abstract: 円形ボアを有した磁気勾配浮上機構において、重さ約46kgの鉄製円筒状ロータを完全非接触状態で浮上回転させることに成功した。大気中での試験なので、回転損失のうち風損が大きい割合を占めるものの、磁界発生コイルの起磁力が75kAの場合に、1950rpmから停止まで9時間56分掛かった。回転雰囲気を真空やヘリウムガスにすれば、大幅に回転損失を減らすことが出来るので、エネルギー貯蔵用フライホイールへの応用が期待される。