超電導磁気浮上ガイドを用いた精密制御定常震源(ACROSS)

Superconducting Magnetic Levitation Guide for ACROSS


岡野眞(産総研);岩本俊夫(日科技研);十合晋一(東北学院大);伊勢智彦(静岡大);淵野修一郎(産総研)
m-okano*aist.go.jp

Abstract:  精密制御定常震源(ACROSS)は、定常サイン波を発生する人口震源で、弾性波を地中に送信しこれを遠隔地に設置した受信機で受信することにより、地下の構造や状態を監視、観測するために用いるものである。このACROSSの軸受に、現在、機械式軸受が使用されているが、軸受損失が大きいため発熱が激しく、寿命の問題もある。本報告では、機械式軸受に代えて軸受損失が極めて小さいピン止め型超電導磁気浮上ガイドを用いたACROSSを提案し、構造設計ならびに磁気浮上ガイドの性能解析を試みたので述べる。