Bi2212銀シース線材を用いたW&Rコイルの検討
Study of W&R coil made by Bi2212 Ag-alloy sheathed wire.
引地 康雄
，仲津照人，西岡淳一，長谷川隆代（昭和電線）
k930367*snt1.swcc.co.jp
Abstract: Ｂｉ２２１２銀シース線材は、２０Ｋ以下の温度において優れた磁場特性を有することから、ＮＭＲ等の高磁場インサートマグネットへの応用が期待されている。このようなマグネットの製作には、ワインド＆リアクト（Ｗ＆Ｒ）によるコイル作製技術が必要である。我々はこれまでに、線径０．８ｍｍの丸線材においてＩｃ＝６４０Ａ，Ｊｃ＝４９０ｋＡ／ｃｍ２（＠４．２Ｋ，０Ｔ）を得ている。今回は、このＢｉ２２１２銀シース線材にアルミナ長繊維スリーブを被覆した線材を用いて、Ｗ＆Ｒコイルの試作を行った結果について報告する。