11.7GHz電力送信用11.7GHz超伝導アンテナの設計・試作・評価

Design, fabrication and evaluation of 11.7GHz superconducting antenna for electric power transmission


近藤 旭,久保田淳,齊藤敦,平野悟,大嶋重利(山形大)
drt10462*dipfr.dip.yz.yamagata-u.ac.jp

Abstract:  我々は将来的に壁掛けテレビなどの内部バッテリーを夜間のうちに無線で充電し、動作させようと考え研究を行っている。無線による送電の主たる課題として、送電効率の向上が上げられる。そこで送電用アンテナを超伝導パッチアンテナアレーとすることで高効率を得ようと考えた。25mm角のr面サファイア基板上に4素子のアレー化を行うために周波数は11.7GHzとした。今回、超伝導アンテナアレーの作製法としてCu薄膜を用いた常伝導アンテナアレーでアンテナ形状を決定し、超伝導に移行する方法を提案した。この方法により高価な超伝導薄膜を用いることなく試作を繰り返すことができ、簡易に超伝導アンテナアレーを作製することが出来る。当日は前述の方法で4素子パッチアンテナアレーまでの多素子化を行う予定である。