パルス着磁による捕捉磁場5.2Tの実現

Trapped Field of 5.2 Tesla on HTSC Bulk by Pulse Field Magnetizing


立岩 達也,藤原篤,藤代博之,川井研一,池部學(岩手大);岡徹雄(イムラ材研)
t3205009*iwate-u.ac.jp

Abstract:  これまで我々のグループは、バルク超伝導体のパルス着磁における温度上昇を測定し、捕捉磁場との関係を検討してきた。その結果、バルク温度と印加磁場を最適化したMMPSC法によって、Gdバルク表面で4.47Tの磁場捕捉に成功したことを前回の学会で報告している。今回は、Gd系バルク周辺に金属リングを設置することによる熱はけの向上によって、バルク表面にて5.28Tの磁場を捕捉することに成功したので報告する。この値はパルス着磁による捕捉磁場の記録をさらに更新した結果である。