高強度ポリエチレン繊維の弾性率測定

Elastic Coefficient of High Strength Polyethylene Fiber


片桐 政憲,秦佳一郎,藤井佳子(岡山理大);山中淳彦(東洋紡)
s00rd02*physics.dap.ous.ac.jp

Abstract:  負の熱膨張係数を持ち、超電導マグネットボビン材料として利用されている高強度ポリエチレン繊維(東洋紡 Dyneema)の弾性率を求めるためにバイブレティングリード法を用いて共振周波数と振幅を測定した。温度が下がると弾性率は増加し、約180Kで傾きが増加し、180K付近において減衰率がピークを持った。これらのことからこの温度において内部分子の再配列が起こると考えられる。