放射状にフィラメント配置されたNb3Sn線材のJc-T特性

Jc-T properties in Nb3Sn wires with radially arranged filaments


久保芳生,永井貴之,梅村敏夫(三菱電機)
Kubo.Yoshio*wrc.melco.co.jp

Abstract:   著者らは、内部拡散法でこれまで開発した高Jcタイプ、或いは低損失タイプの線材とは異なる、フィラメントを放射状に配置し、径方向のフィラメント同士を意図的に結合させた新タイプの線材の開発に成功した。これにより、Jc(12T)=1150A/mm2、Qh=301mJ/cm3という高Jc且つ低損失を達成することができた。本報では、この線材のJcの温度依存性について評価した結果を報告する。併せて、従来の低損失タイプとの比較についても言及する。