ITER超伝導コイル用フィーダーの改良

Updating the design of the feeder components for the ITER magnet system


吉田 清A,高橋良和A,礒野高明B
イーターA,原研B

約50 GJの磁気エネルギーを蓄積するITER用超伝導コイル・システムは、核発熱や交流損失などで約23 kWの熱が発生する。30本のフィーダーはその発熱を除去し、コイルに電流を供給する。フィーダーは、電源や冷凍機との取合を行うコイル端子箱(CTB)、コイルの熱収縮を緩和するS字曲げ導体を収納するクライオスタット貫通部、クライオスタット内のフィーダーなどから構成される。またCTB内には、室温から極低温まで電流を導入する電流リードが配置される。電流リードは、冷媒流量制御の容易さと、狭い場所に配置するために水平配置が可能な従来型の強制冷却型電流リードを採用した。本発表は、最新の設計と解析を紹介する。
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