超電導バルク磁石による強磁場発生と粉粒体磁気分離への応用
A Strong Magnetic Field Generation and An Application to Powder Magnetic Separation using Superconducting Bulk Magnets


物材機構A,いわて産業振興センターB,イムラ材研C
°横山 和哉A,藤原 英治B,岡 徹雄C,岡田 秀彦A,能登 宏七B
E-mail : YOKOYAMA.Kazuya*nims.go.jp
Keyword(s) : RE123系超電導バルク体,IMRA法,擬似永久磁石,粉粒体磁気分離,,

RE123超電導バルク体の捕捉磁場特性の向上および着磁技術の進歩により,バルク磁石で3Tを越す磁場を容易に発生できるようになった。本研究ではφ65mmのGd123系バルク体2個をIMRA法(反復パルス磁化法)により着磁し,3.6Tおよび2.9Tの捕捉磁場を達成した。さらにそれらを対向させた磁極間において最大3.2Tの磁場を発生させた。現在,バルク磁石の新たな応用として乾式による粉粒体の磁気分離を検討しており,ヘマタイト粒とシリカ粒を用いた予備実験で,90%以上のヘマタイトを分離できることを確認した。