パルス着磁における捕捉磁場と温度上昇
---パルスの立ち上がり時間の影響---

Trapped Field and Temperature Rise in Pulse Field Magnetizing
---Effect of Rise Time of Pulse Field---


岩手大工A,物材機構B,イムラ材研C,いわて産業振興センターD
°藤代博之A,金山雅彦A,横山和哉B,岡 徹雄C,川井研一A,池部 学A,能登宏七D
E-mail : fujishiro*iwate-u.ac.jp
Keyword(s) : パルス着磁,温度上昇,パルス幅,ピン止め損失,発熱,比熱

バルク超電導体のパルス着磁(PFM)における温度上昇dTの測定と発熱量Qの推定は、PFMのメカニズム解明と捕捉磁場の向上に重要な情報を与える。本研究では磁場パルスの立ち上がり時間trを6msから20msの範囲で変化させ、trが捕捉磁場や温度上昇に及ぼす影響を検討した。発熱量Qのうち、ピン止め損失による損失をB-Hカーブのヒステリシスから求め、粘性力ロスとの分離を行った。