QMGコイルマグネットの作製と通電特性
Fabrication and properties of QMG coil magnets
新日鉄先端研
°森田 充,手嶋 英一,平野 芳生
E-mail : morita*re.nsc.co.jp
Keyword(s) : 超電導,酸化物,QMG,コイル,マグネット,
QMGバルク超電導体をスライス切断の後、機械加工により渦巻き型の外径約30mmのコイルを作製した。線断面は1.6x0.8mm、ターン数は、約5。このようなコイルを4枚積層したマグネットを試作した。使用した各単層コイルは、事前に特性評価したものから特性を考慮して配置、半田接続により作製した。液体窒素(77K)中で約280A通電し、0.36Tの磁界発生を確認していた。また、クライオスタット内の減圧窒素(94mmHg:63K)中にて、550A通電し、0.66Tの発生磁場を確認した。この結果からマグネットの通電容量は77Kから63Kに冷却することにより約2倍に増加することが確認できた。