高温超伝導線材の機械歪み特性試験装置の検討
Tensile- and compressive-strain test equipment for high temperature superconducting tape


九大院・シス情
°澤裕隆, 山崎憲一郎, 今村和孝, 井上昌睦, 木須隆暢, 竹尾正勝
E-mail : h_sawa*super.ees.kyushu-u.ac.jp
Keyword(s) : 超伝導線材,歪み特性,試験装置,,,

高温超伝導線材をコイル等の応用する際には、機械歪み特性や応力特性などが重要なパラメータとなる。今回、我々は一軸引張・圧縮歪みを負荷した状態で試料を評価する装置を開発した。本装置は、試料をステージに固定し、ステージにステッピングモータにより負荷をかけることで、圧縮・引張歪みを最大0.6%まで試料に加えることが可能である。またステージ下部及び中部に設置した歪みセンサを用いる事で、ステージ上の試料にセンサを設置することなく、歪み量の計測を行う。現在のシステムでの歪み印加量の制御性は0.01%程度の精度があることが確認できた。歪み印加量の制御、YBCO線材を用いた試験結果他、詳細については当日報告する。