高強度Nb3Sn線の量産開発
Development of high strength Nb3Sn wire for mass-production


A古河電工,B東北大金研
°三好一富A,坂本久樹A,目黒信一郎A,西島元B,淡路智B,渡邉和雄B
E-mail : miyosi*ho.furukawa.co.jp
Keyword(s) : 強化線,高強度,ブロンズ法,Nb3Sn,Cu-NbTi,

古河電工は、東北大金研と共同で伝導冷却式ハイブリッドマグネット向け高強度Nb3Sn線の開発を進めてきた。これまでの成果として実験室規模のビレットによって、Cu-NbTiを強化材としたブロンズ法によるNb3Sn線の開発によって、0.2%耐力が300MPaを超え、かつJcもブロンズ法の従来性能を満たし、さらに強化材と安定化銅との両立性も実証した。そこで、これらを元に上記ハイブリッドマグネット向けの量産開発を行って、このたびその開発に成功した。これにより今後、さらなる高磁界NMRマグネットなどの高磁界かつ高電磁力向けNb3Sn線材の供給が可能になったインパクトは大きい。