微細粉末を用いて作製したin-situPIT法MgB2テープの超電導特性
Superconducting properties of in-situ powder-in-tube MgB2 tapes prepared with fine powders
AJR東海,B物材機構
°山田秀之A,平川正澄A,熊倉浩明B,松本明善B,北口仁B,畠山秀夫B,田中和英B
E-mail : h.yamada*jr-central.co.jp
Keyword(s) : MgB2,PIT,in situ,Jc,微細粉末,
MgB2線材の一般的な作製方法であるPIT法で、微細粉末を用いて、in situ法によりMgB2テープを作製して超電導特性の測定を行った。 熱プラズマ法を用いて作製した微細Mg粉末と市販のB粉末を混合し、それに5〜15mol%の平均粒径約20nmサイズのSiC粉末を添加して、600℃〜700℃の温度で熱処理した線材を作製した。SiC粉末の添加量、熱処理温度による臨界電流特性への影響を確認した。 また、ボールミルにより作製したMg粉末とB粉末、SiC粉末の混合粉末を用いた線材も作製し、ボールミル条件による臨界電流特性への影響を確認した。 さらに、ボールミルにより作製した粉末によるCu安定化MgB2線材の臨界電流特性についても報告する