超伝導複合多芯線における断面構造を考慮した電磁特性の計算
Calculation using the helical filamentary structure for the electromagnetic characteristics of superconducting mutifilamentary composites


理研
°冨中利治
E-mail : tominaka*riken.jp
Keyword(s) : 複合多芯線,ヘリカル導体,インダクタンス,回路モデル,,

超伝導複合多芯線における特有の周期的(離散的)な超伝導フィラメントの断面配置を考慮した電磁特性の計算の可能性、有用性の検討のために、フィラメント数が42本の断面が2層構造の複合線およびフィラメント数が54本の典型的な断面が多層構造の超伝導複合線について、フィラメント内の電流分布が一様と仮定して、フィラメントの集合である各層の自己および相互インダクタンス、および各フィラメント間の磁束のツイスト・ピッチ依存性などの計算を行った。 その結果、電流分布、層間を循環する電流回路の単位長さあたりのインダクタンスなどについて、断面構造を反映した計算を行うことができることがわかった。