FFAG加速器用超伝導電磁石の磁場設計(2)
Magnetic field design of a superconducting magnet for the FFAG accelerator (2)


総研大A,高エ研B,東芝C
°尾花哲浩A,荻津透B,中本建志B,佐々木憲一B,山本明B,吉本政弘B,森義治B,折笠朝文C
E-mail : obana*post.kek.jp
Keyword(s) : FFAG加速器,超伝導電磁石,,,,

高エネ研では、癌治療等の医学利用を目的とした固定磁場強収束(Fixed Filed Alternating Gradient=FFAG)加速器の開発を進めている。FFAG加速器は、従来の医学利用に用いられるシンクロトロン加速器に比べて、操作が容易で安価といった特徴を持ち、民生用に適した加速器として注目を浴びている。しかしながら、FFAG加速器を普及させるためには、加速器自体を小型化することが必要不可欠である。そこで、このFFAG加速器の小型化を目的として、FFAG電磁石の超伝導化に関する研究開発を行っている。本講演では、FFAG加速器用超伝導電磁石の磁場設計、及びビームシミュレーション等について報告する。