Smバルク超伝導体のパルス着磁における温度上昇(2) ---バルク初期温度と発熱量に対する考察---

Temperature rise in Sm-based bulk superconductor after applying the pulse field (2) ---study for the generated heat for various initial temperatures---


@藤代博之A,横山和哉B,金山雅彦A,岡 徹雄B,川井研一A,池部 学A,能登宏七B

岩手大工A,いわて産業振興センターB


(1)に引き続き、伝導冷却したSmBaCuOバルクに、Bex=3.01~5.42Tのパルス磁場を印加した場合のバルク表面の温度の時間依存性、場所依存性および捕捉磁場を測定した。本発表では、バルクの初期設定温度Tsを40K~70Kと変化させた場合の結果を報告する。また、測定された温度上昇dTと試料の比熱Cを用いて、発熱量Qを算出した。発熱量QのTs依存性、Bex依存性から、発熱のメカニズムについて考察し、パルス着磁において捕捉磁場を増加させる可能性について温度測定の立場から考察する。