磁場中冷却による超電導バルク体の励磁過程と温度上昇

Magnetization Process of Bulk Superconductors by Field Cooling Mode and Temperature Rises


@岡 徹雄A,横山 和哉A,藤代 博之B,金山 雅彦B,能登 宏七A

いわて産業振興センターA,岩手大B


直径45mmのYおよびSm系超電導バルク体をGM冷凍機で冷却して磁場中で励磁する場合(FC)の発熱による温度上昇を系統的に評価した。57Kにおいて5Tから−11.3mT/sでおこなった磁場掃引により試料の表面温度は最大6K上昇し、ピン止め力に抗して運動する磁束による発熱が大きいことを示した。さらに発熱の分布が励磁後の磁場分布に対して影響する効果を評価した。