宇宙用1Ｋ級冷却機の開発（その３）
Development of a 1K cooler for space use
@大塚清見,恒松正二,楢崎勝弘,渡辺紀久A,松本敏雄,村上浩,中川貴雄,杉田寛之B,村上正秀、粟津浜一C
住友重機械A,宇宙航空研究開発機構B,
2010年頃の打上げを目指して検討中の赤外線天文衛星SPICA（Space Infrared Telescope for Cosmology and Astrophysics）の赤外線センサーには２K以下の冷却 温度が要求されるものがある。この冷却要求(冷却能力:5mW@1.7K)を実現するために スターリング冷却機とヘリウム３を作動ガスとしたJT冷却機を組み合せた小型の冷却機 を開発している。 昨年度の試作によりGM冷凍機を予冷機として12mW@1.7Kの冷却能力を確認した。 今年度、予冷機として2段スターリング冷却機を使用し、12mW@1.7Kの冷却能力が達成 できたので報告する。