サブクール窒素循環冷却用パルスチューブ冷凍機

Pulse tube cryocooler for sub-cooled LN2 circulation system


@大谷安見,矢澤 孝,栗山 透,野村俊自,大熊 武A,保原夏朗A,高橋芳久A,井上邦章B

(株)東芝,東京電力A,Super‐GMB,


電力用高温超電導機器の開発において、冷却システムは重要課題の一つである。HTS限流器、ケーブル等の機器の冷却を考えた場合、77Kレベルで数百WからkWクラス、あるいはそれ以上の冷凍能力が必要であると見積もられている。我々は百W超級のスターリング型パルスチューブ冷凍機を用いたサブクール液体窒素循環冷却システムを開発している。このタイプの冷凍機は、コンプレッサ部に摺動、潤滑部がなく、長期運転の信頼性向上が期待されている。ここでは、冷凍機選択の重要性の検討とと共に、窒素循環装置の設計、及び冷凍機の単体試験結果等の報告を行う。なお、本研究は経済産業省のプロジェクト「交流超電導電力機器基盤技術研究開発」の一環としてNEDOからの受託により実施したものである。