スターリング型パルス管冷凍機の試作

Experimental study on Stirling-type pulse tube cryocooler


@櫻沢真人A,黒田真司A,小林啓志A,山本寛A,八十濱和彦A,松原洋一A,秋田調B,笠原泰文B,

日本大学理工学部A,電力中央研究所B,


現在、パルス管冷凍機はその圧力振動発生源の形式により、GM型とスターリング型に分けられる。GM型は圧縮機に回転弁(ロータリーバルブ)を設け、開閉により高圧(吐出ガス)と低圧(吸入ガス)を切り替えて圧力変動を生成する方式である。このため、バルブ開閉より損失を生じ、全体の効率を下げている。一方、スターリング型はシリンダ内を往復するピストンによる容積変化を直接利用して圧力変動を生成する方式あり、バルブによる損失が皆無である。 我々のパルス管冷凍機は圧力振動発生機構にリニア対向型圧力振動発生装置、位相制御機構にイナータンスチューブを採用した。今回は、試作したスターリング型パルス管冷凍機について発表する。