NASAにおける断熱消磁冷却開発の現状と展望

Current Status of Development for ADR in NASA/GSFC and Future Applications


@Peter ShirronA,沼澤 健則B

NASA/GSFCA,NIMSB


NIMSはNASA/GSFCと共同で宇宙用ADRの開発を推進している。NASAのおけるADRは50mKを連続して発生することが可能であり、かつ4段以上の磁性体ユニットを用いることによりこれまでにない大きな冷凍能力と効率とを両立させたシステムである。また、地上応用も進められ、希釈冷凍機を凌駕する超低温発生実用技術としての実現可能性が高くなった。本講演では、NASAにおける開発の中心メンバーにADRの現状から将来展望までを広くレビューしてもらい、日本においてADR開発の重要性を認識してもらうことを目的としている。