IBAD基板上への高配向PLD-CeO2キャップ層の長尺化検討

Continuous of highly textured CeO2 cap layer on IBAD tape for YBCO coated conductor


@室賀岳海A, 渡部智則A,宮田成紀A,岩井博幸A,山田穣A,和泉輝郎B,塩原融B,加藤丈晴C,菅原義弘C,平山司C

ISTEC-SRL-名古屋高温超電導線材開発センターA,ISTEC-SRL-線材研究開発部B,JFCCC


IBAD基板上へPLD法でCeO2キャップ層を成膜することによりCeO2が自己配向することを発見し、これを利用してIBAD法の欠点であった遅い製造速度という課題を解決するため、[(短時間成膜のIBAD-GZO)+(高速成膜PLD-CeO2]中間層という新プロセスを提案して、中間層プロセスの高速成膜の可能性を見出してきた。今回、長尺化検討を行い、Δφが約16°の55m長IBAD-GZOテープ上へ、5m/hrの速度でテープを移動させながらPLD法によりCeO2キャップ層を連続成膜して、Δφが約7°の中間層膜が得られた。