Superconducting properties of internally stabilized RHQT Nb3Al conductors
NIMSA,日立電線B,日立研C
@竹内 孝夫A, 田川 浩平B, 相原 勝蔵C, 小菅 通雄A, 伴野 信哉A, 和田 仁A
急熱急冷変態RHQT法 Nb3Al線材に安定化材を付与する方法の一つに,相互の拡散反応が無視できるNb/AgフィラメントをジェリーロールNb/Alフィラメントと一緒にはじめから多芯線の構成材として含有させる「内部安定化法」がある。丸線・断面形状のまま安定化材が付与される特徴を有する。当初,Ag/non-Ag比でわずか6%のAgしか含有できなかったが,Nbバリヤ厚みの最適化やジェリーロールの中心部もAgで置き換えることにより,Ag/non-Ag比で30%以上のAgを含む線材の作製が可能になった。RRRは約200で、急冷後Jc改善のために伸線加工するとRRRは減少する傾向がある。そのようなAg内部安定化・平角線材を用いて試作した小コイルは、短尺試料のIcとほぼ同等の電流値でクエンチした。