対向型バルク磁石による固液磁気分離

Solid-Liquid Magnetic Separation Using Bulk Superconducting Magnets


いわて産業振興センター,岩手大A
@横山 和哉, 岡 徹雄, 岡田 秀彦, 藤根 陽介A, 千葉 晶彦A, 能登 宏七A


  本研究はバルク磁石が捕捉した磁場を固液磁気分離に応用することを目的としている。φ46mmのSm系バルク超伝導体を対向配置し、IMRA法(反復パルス着磁法)により磁極間に最大2Tの磁場を発生させ、その分布を評価した。次にこの磁極間に磁性ステンレス製のフィルタを挿入して磁化し、粒径1μmのマグネタイト(Fe3O4)混合水を分離する実験を行った結果,97%以上のマグネタイトが分離できることを確認した。