有限要素法を用いたAg/Bi2212線材等の複合超電導線の熱歪解析

FEM analysis of thermally induced residual strain for Ag/Bi2212 and Cu/A-15 composite superconductors


岡山大学工学部

@岡本 英之, 村瀬 暁


  反応生成温度から極低温に冷却した時に, 銀シース・ビスマス系酸化物超電導線やCu/Nb3Al, Cu/Nb3Sn線の超電導層が他の構成材から受ける3方向(長手方向,径方向,周方向)の残留応力・歪について有限要素法による解析を行った。従来の有限要素法を用いない多重円筒モデル解析結果と比較検討し, 多芯線を模擬したモデルでは単芯線に比べてより大きい圧縮歪を受けることなどがわかった。