高磁場中で鉄の腐食パターンによる内部損傷の検出

Detection of Internal Cavities by Corrosion Pattern of Steel in High Magnetic Field

湘南工大(A)、埼玉大(B)
@佐藤　昭(A)、荻原　宏康(A)、中林　誠一郎(B)

　 高磁場中で鉄の内部および表面における損傷によって鉄の表面付近に高勾配の磁場が生ずる。鉄内部の損傷位置が深く、また鉄表面損傷が小さい場合でも磁場強度を増し、高磁場とすればその損傷の存在が鉄表面に磁場の勾配として現れる。したがって、鉄内部の損傷が高磁場による勾配磁場効果によって腐食パターンとしても感知できる。この様に鉄表面および内部の損傷を表す腐食パターンが高磁場中の腐食実験から検討され、それらについて報告する。