Flux Pinning in Nb-Ti composites with different kinds of artificial pins
東京都立大学工学研究科
@朱 贇, 三浦 大介, 伊藤 大佐
異なる人工ピンNb及びTiピンを複合して導入したNb-Ti多芯線を用意して、磁化測定で磁束ピンニング特性を調査した。Nbピンは斥力的に振る舞い、低磁界応用に適合することが知られている。一方、Tiピンは引力的な振る舞いを持ち、最適化線材において5Tで最大磁束ピン力を作り出す。しかしながら、複合ピンにおいて、ピン力密度FpはNbピンの半分以下に落ちるうえ、ピンサイズを縮めていくとFpの飽和が観測される。FESEM観察に基づいたピン力のシミュレーションを行い、実験結果との対応を試みる。