共鳴管を利用した熱音響スターリングエンジン

Thermoacoustic engine using a resonance tube


名古屋大学大学院工学研究科,名大工応物A,愛教大B
@田代雄亮,琵琶哲志,上田祐樹,小塚基樹A,矢崎太一B,水谷宇一郎


  スピーカーから一波長共鳴に相当する周波数の音波を気柱共鳴管に出力すると、管の中心付近に圧力と流速の間の位相差が0度で、流速振幅が非常に小さい部分が局所的に存在する。この位置に温度勾配の付いた蓄熱器を置くことで、Ceperleyの提案した音波の強度の増幅が可能となることを、前回の春の低温工学で発表した。今回は長い共鳴管の中心付近に全長の短い蓄熱器の位置を変化させることで、内部の位相を連続的に変化させた。蓄熱器の中心の位相差と増幅率について発表する。