Pulse Height Analysis on the Balance Voltage of the LHD Helical Coils
核融合研
@柳 長門, 今川信作, 力石浩孝, 関口温朗, 三戸利行, 本島修
大型ヘリカル装置(LHD)の超伝導ヘリカルコイルの励磁試験では、磁場の変化に伴ってバランス電圧に多数のスパイク信号が観測される。スパイク信号にパルス波高解析を適用することで、巻線の機械特性に関して重要な定量的情報が得られる。2001年に行われた第5サイクルの励磁試験より、従来よりも周波数特性の高いモニター回路による計測を開始した。2002年の第6サイクルでは、励磁電源の遮断を用いることにより、ノイズを低減した環境下での測定を行っている。また、解析結果をもとに巻線の機械的挙動に関して考察を進めている。これらについて報告を行う。