温度サイクル条件下でのHTSトラップ磁束の劣化に関する一検討

A study on deterioration of HTS trapped flux under thermal cycle operation


慶應義塾大学
@木下 賢太郎, 澤 孝一郎


  高温超電導体は磁場を高く捕捉することができる上、臨界温度も約90Kと高い。しかしながら、常に冷凍機を稼動させて冷却し続けていては制約が多い。そこで、一度十分に冷やしたら、冷凍機を止めて放置し、再び冷やすという冷却機構を考えることができる。本研究では、その時生じる温度サイクルに対して超電導トラップ磁束がどう変化するかを調べた。