直列接続したkA級QMG限流素子の通電特性

Transport propreties of series conected kA class QMG current  limiting devices


新日鉄先端研A,都立大電気工学科,都立大電気工学科

@森田充AB,伊藤大佐


  単結晶状の123相中に211相が微細分散した超電導バルク材料(QMG)の抵抗型限流器応用を目的として、断面積0.8x2.2mm、有効長さ180mmのミアンダ状QMG限流素子(棒状素子6本分)を2個作製し、これらを直列に接続し、液体窒素温度での通電特性を評価した。ピーク値で4kAを越える半波の正弦波を通電し、電圧応答を測定した。1.5kA通電時は、わずかにフラックスフロー電圧が観測される程度であったが、約4.1kA通電時には、約1.2ms以内に限流動作を開始し、約50Vの電圧をにないながら2.8kA程度に限流することに成功した。