TRUQ mechanism for Nb3Al superconductors and its control
金材技研A,湘南工大B
@伴野信哉A,竹内孝夫A,福崎智数B,和田仁
Nb/Al過飽和固溶体とA15相の自由エネルギー差に基づく自発的な発熱を利用した新しいNb3Al変態技術TRUQ (Transformation-heat Up-Quenching) 法のメカニズムならびに最適処理条件を調べている.Jc向上に対する最適熱処理温度の検討,ならびに直接試料に熱電対を付けてTRUQ処理時の試料温度計測を行った.炉の温度が1000℃の時,今回の測定では試料着火は約900℃であり,発熱後の最高到達温度は1200℃程度であることがわかった.このような自発的な発熱はコイル熱処理にとっては有利であるため,コイルへのTRUQ処理の適用性についても検討する.