Energy Conversion in Thermoacoustic Stirling Engines
名大工
@琵琶哲志,上田祐樹,水谷宇一郎
熱音響自励振動は,進行波音波がエネルギー変換を担う進行波型エンジンと定在波が主役となる定在波型エンジンに大別される.進行波型エンジンではスターリングエンジンにおけるピストンの役割を進行波が行うので,特に熱音響スターリングエンジンと呼ばれる.今回,我々はループ状の系に共鳴管をつなげた装置で熱音響スターリングエンジンを実現した.この装置では,圧力と流速の間の位相差が蓄熱器内でおよそ-25度になることが観測された.ループ状の熱音響スターリングエンジンでは25度であることが報告されている.今回の発表ではこの違いが何を意味するのかを明らかにする.