TFA-MOD法によるYBCO線材開発 -金属上での高Jc化と、ディップコーティング-

Fabrication of YBCO tape and wire by metalorganic deposition method using trifluoroacetates


超電導工学研究所 名古屋研究所

@荒木 猛司,湯浅 豊隆,黒崎 晴彦,飯島 康裕,武田 薫,山田 穣,鈴木 克己,平林 泉


  TFA-MOD法によるYBCO成膜は単結晶上に再現性良く、厚み2400Aの膜で6-8MA/cm2(77K,0T)のJcが得られている。しかしIBAD法で中間層を成膜した金属テープ上への成膜ではこれまで単結晶上の約20%に当たる1.7MA/cm2のJcしか得られてなかった。この原因を研究し主に熱処理パターンに工夫を加えることにより金属上のJcは単結晶上の約35%に当たる2.5MA/cm2まで改善した(厚み2300A,77K,0T)。また長尺化に必須の技術でもあるディップコーティングでは長さ5cmの線材の全領域で安定して1.0-1.3MA/cm2(77K,0T)のJcが得られており、当日はこの報告も行なう。