加圧He IIの強制対流熱伝達(2); 定常熱伝達と臨界熱流束

Forced Convection Heat Transfer of Pressurized He II, Part 2; Steady-state Heat Transfer and Its Critical Heat Flux


京大エネ科,京大エネ理工研A

@岡村崇弘、畑 幸一A、濱 勝彦A、達本 衡輝、白井 康之、塩津 正博


   超流動ヘリウム(He II)は、優れた冷却特性を持ち、大型超伝導マグネットの冷却剤として期待されている。前報では強制対流熱伝達実験装置の概要と、ステップ状熱入力に対する過渡熱伝達実験結果を報告した。   ここでは、流路断面積 3 mm x 40 mm、長さ100 mmのダクト中央においた6 mm x 40 mm x 0.1 mmの試験発熱体における定常臨界熱流束を、流速 0〜1.4 m/s、入り口液温1.8〜2.1 Kの範囲で種々変えて求めた結果、及び、その時のダクト長さ方向液温分布測定結果を報告する。