超電導並列導体における交流損失(9)-飽和領域における付加的交流損失-

AC Losses in Parallel Conductors (9)-Additional Losses in Saturation Resion-


九州大学A,富士電機B,住友電工C

@松田弘毅,田中秀樹,柁川一弘,岩熊成卓,船木和夫,今野雅行,能瀬眞一,上山宗譜,林和彦,佐藤謙一


  我々は大電流容量酸化物超伝導体の構成法として転位並列導体が最適であると考え、その電磁現象について考察を行っている。今回は転位位置のずれによって並列導体全体に流れる遮蔽電流が臨界電流となり、飽和した場合の交流損失の理論表式を求め、実験結果との比較を行った。