小型パルスチューブ冷凍機の開発

Development of a Miniature Pulse Tube Cryocooler


(株)富士電機総研,富士電機(株)A

@保川 幸雄,大嶋 恵司,外山 健太郎,糸山 武秀,塚原 祐二,菊池 竜治,松本 伸,鴨下 友義A,竹内 孝行A


  小型パルスチューブ冷凍機の開発に関する発表である。基本構成は、スターリング型パルスチューブ冷凍機で、パルスチューブ部はインライン配置を採用した。冷凍出力は2W at 70Kである。パルスチューブを構成する蓄冷器,パルス管,イナータンスチューブ等は実験的に最適化を行い構成を決定した。また、圧縮機はフレクチャーベアリングとVCMタイプのリニアモータにより構成した。特にフレクチャーベアリングの構成を工夫することにより、小型化を実現している。冷凍機設計寿命は50,000Hr.で、要素技術開発により達成の見通しを得た。