Heブライトンサイクルのリアルタイムシミュレーション

The real time simulation of He Bryton Cycle


核融合科学研究所A,日本酸素B,オメガシミュレーションC

@大場恒揮A,前川龍司A,森内貞智A,三戸利行A,安藤浩二B,中嶋俊哉B,飯村憲B,信時実B, 大村憲一C


  核融合科学研究所の低温グループでは、冷却運転制御方法の改善や検証するためにリアルタイムシミュレーション装置を構築中である。機器構成は、通信制御を行うVME、操作端末のDP1000、プログラム作成を行うWS、シミュレーションを行うPCであり、操作端末とシミュレーションソフトは1秒周期で制御情報や計算結果の受け渡を行う。機器間の通信やシミュレーションソフトの機能確認をするため、PCと操作端末にHeブライトンサイクルモデルを作成した。作成したモデルは、膨張タービン2台の直列運転で、3箇所の熱交換器により冷却が進行する。PCモデル内の各計算結果は操作端末に反映されるように設定を行い、膨張タービンの回転数やバルブ開度を制御し温度を35K以下まで冷却した。 学会では、リアルタイムシミュレーション装置を使用して、常温からHeブライトンサイクルの冷却をシミュレーションした結果について報告する。