ITERセントラルソレノイドモデルコイルにおけるAEエネルギーと交流損失

Correlation among energy of acoustic emission, rearrangements of cables and AC losses.


産業技術総合研究所A,成蹊大学B,日本原子力研究所C,MIT D,Lawrence Livermore National LaboratoryE

@新井和昭A,二ノ宮晃B,石郷岡猛B,高野克敏C,松井邦浩C,中嶋秀夫C,P. MichaelD,M. TakayasuD,R. VieiraD,N. MartovetskyE,高橋良和C,加藤崇C,海保勝之A,辻博史C,奥野清 C,CSモデルコイル実験グループ


  ITERのCSモデルコイルにおいてマルチチャンネルのAEセンサーにより,ケーブルの再配置による局所的な線の動きと同期してAE信号が発生することが観測されており、特にトレーニングが少ない段階で明確に現れる。これはAE信号がケーブルの再配置が起こる瞬間にパルス状のAE信号を誘起することによる。このAE信号の振幅と時間情報は、同期するバランス電圧を用いて機械的擾乱の位置推定を可能とし、AEの一つのメリットを与える。これと密接に関連し、AE信号を積分した音響的なエネルギー量を評価することにより、機械的な擾乱を評価する事が可能であり、交流損失との関連性がきわめて深いことを報告する。