日露協力によるトロイダル磁場インサート・コイルの製作と超電導特性

Completion of TF insert fabrication and status of its performance test under the collaboration between Japan and Russia

原研^A,Efremov Institute^B

@杉本　誠^A,礒野高明^A,松井邦浩^A,布谷 嘉彦^A,小泉徳潔^A,押切雅幸^A,高野克敏 ^A,中嶋秀夫^A,高橋良和^A,辻　博史 ^A,奥野　清^A,I. Rodin^B,S. Egorov^B

　 ITERトロイダル磁場(TF)コイル用の超電導導体の設計を実証するため、TFイ ンサート・コイルの開発が遂行された。TFインサート・コイルは、ITER-TFコイルの 設計案である、薄肉の純チタン製ジャケットを用いていることが最大の特徴である。 TFインサート・コイルの開発をロシア（エフレモフ研究所）が担当し、その試験は中 心ソレノイド(CS)モデル・コイル試験装置を有する日本（原研）が担当した。このた び、TFインサート・コイルが日本に到着し、CSモデル・コイルの最内層に据付け、予 冷を開始した。TFインサート・コイルの目的、構造、開発の経緯並びに試験で得られ た超電導特性について報告する。